マットレスの寿命は何年?5年経ったら交換時期
いま使っているマットレス、いつまで持つか気になりませんか?マットレスの寿命は、おおよそ5年が目安ですが、素材や品質、お手入れ方法や頻度によって長持ちさせることが可能です。この記事では、マットレスの寿命や買い替えのタイミング、お手入れ方法や長持ちするマットレスの選び方を解説しています。そろそろ買い替えたほうがよいかお悩みの方は、ぜひ目を通してくださいね。
目次
- 【素材別】一般的なマットレスの耐用年数
- 低反発ウレタンは3年〜5年で劣化
- 高反発ウレタンは5年〜7年で劣化
- ポケットコイルは7年〜9年で劣化
- ボンネルコイルは8年〜10年で劣化
- ファイバーは4年〜6年で劣化
- ラテックスは6年〜8年で劣化
- マットレスはへこみ出したら買い替え時
- マットレスの寿命を長持ちさせる4つの方法
- 長持ちするマットレスは4つの特徴がある
マットレスの寿命は何年?
5年経ったら交換時期
いま使っているマットレス、いつまで持つか気になりませんか?マットレスの寿命は、おおよそ5年が目安ですが、素材や品質、お手入れ方法や頻度によって長持ちさせることが可能です。この記事では、マットレスの寿命や買い替えのタイミング、お手入れ方法や長持ちするマットレスの選び方を解説しています。そろそろ買い替えたほうがよいかお悩みの方は、ぜひ目を通してくださいね。
目次
- 【素材別】一般的なマットレスの耐用年数
- 低反発ウレタンは3年〜5年で劣化
- 高反発ウレタンは5年〜7年で劣化
- ポケットコイルは7年〜9年で劣化
- ボンネルコイルは8年〜10年で劣化
- ファイバーは4年〜6年で劣化
- ラテックスは6年〜8年で劣化
- マットレスはへこみ出したら買い替え時
- マットレスの寿命を長持ちさせる4つの方法
- 長持ちするマットレスは4つの特徴がある
【素材別】一般的なマットレスの耐用年数
マットレスの寿命は、素材や品質によって異なります。素材ごとの寿命の目安は、以下の通りです
- 低反発ウレタン:3年〜5年
- 高反発ウレタン:5年〜7年
- ポケットコイル:7年〜9年
- ボンネルコイル:8年〜10年
- ファイバー:4年〜6年
- ラテックス:6年〜8年
上記の年数は、いずれも3万円以上の価格で販売されているマットレスが対象です。3万円以下の安いマットレスは、お手入れしながら使ったとしても、その寿命は長くて3年程度。安価なマットレスは、必然的に素材の品質が落ちますので、耐用年数はどうしても短くなってしまうのです。
それでは、3万円以上のマットレスの場合、それぞれの素材の種類でどのように劣化するのか、順番に解説していきます。お持ちのマットレスの素材の内容は目を通しておきましょう。
【素材別】一般的なマットレスの
耐用年数
マットレスの寿命は、素材や品質によって異なります。素材ごとの寿命の目安は、以下の通りです
- 低反発ウレタン:3年〜5年
- 高反発ウレタン:5年〜7年
- ポケットコイル:7年〜9年
- ボンネルコイル:8年〜10年
- ファイバー:4年〜6年
- ラテックス:6年〜8年
上記の年数は、いずれも3万円以上の価格で販売されているマットレスが対象です。3万円以下の安いマットレスは、お手入れしながら使ったとしても、その寿命は長くて3年程度。安価なマットレスは、必然的に素材の品質が落ちますので、耐用年数はどうしても短くなってしまうのです。
それでは、3万円以上のマットレスの場合、それぞれの素材の種類でどのように劣化するのか、順番に解説していきます。お持ちのマットレスの素材の内容は目を通しておきましょう。
低反発ウレタンは3年〜5年で劣化
低反発ウレタンは、身体の形にフィットするように作られた柔らかいウレタンフォームのマットレス。包み込むような寝心地で、冬は温まりやすいのが特徴です。
身体の形に合わせてマットレスが沈み込むように作られているため、数年使うと、真ん中辺りがへたってきます。へこみがある状態で寝てしまうと、腰が沈んでしまい、自然な寝姿勢を保てません。場合によっては、腰痛の原因にもなります。
また、柔らかい素材であるため、身体が沈んでしまって寝返りも打ちにくいです。寝返りが十分にできないと、同じ箇所の筋肉や血液が圧迫され続けます。睡眠時間が十分でも、起きた時に疲れていたり、身体が痛かったりしたら、寝返りを十分に打てていないのが原因かもしれません。
低反発ウレタンは3年〜5年で劣化
低反発ウレタンは、身体の形にフィットするように作られた柔らかいウレタンフォームのマットレス。包み込むような寝心地で、冬は温まりやすいのが特徴です。
身体の形に合わせてマットレスが沈み込むように作られているため、数年使うと、真ん中辺りがへたってきます。へこみがある状態で寝てしまうと、腰が沈んでしまい、自然な寝姿勢を保てません。場合によっては、腰痛の原因にもなります。
また、柔らかい素材であるため、身体が沈んでしまって寝返りも打ちにくいです。寝返りが十分にできないと、同じ箇所の筋肉や血液が圧迫され続けます。睡眠時間が十分でも、起きた時に疲れていたり、身体が痛かったりしたら、寝返りを十分に打てていないのが原因かもしれません。
高反発ウレタンは5年〜7年で劣化
高反発ウレタンは、低反発ウレタンに比べて反発性を高めたウレタンフォーム。程よい硬さのため、身体が沈みこまずに自然な姿勢で眠れ、寝返りもしやすいのが特徴です。
高反発マットレスは、低反発ウレタンよりも劣化は遅いですが、早いと5年前後の使用で腰や首あたりがへこみ始めます。マットレスがへたってくると、そのぶん寝姿勢が不自然になり、寝返りもしづらいです。寝起きに体の痛みを感じ始めたら寿命のサインです。
高反発ウレタンは5年〜7年で劣化
高反発ウレタンは、低反発ウレタンに比べて反発性を高めたウレタンフォーム。程よい硬さのため、身体が沈みこまずに自然な姿勢で眠れ、寝返りもしやすいのが特徴です。
高反発マットレスは、低反発ウレタンよりも劣化は遅いですが、早いと5年前後の使用で腰や首あたりがへこみ始めます。マットレスがへたってくると、そのぶん寝姿勢が不自然になり、寝返りもしづらいです。寝起きに体の痛みを感じ始めたら寿命のサインです。
ポケットコイルは7年〜9年で劣化
ポケットコイルは、スプリングを一つずつ小さな袋に包んで並べたマットレスです。コイルが一つずつ独立しているため、面ではなく点で身体を支えてくれます。金属を使っているので、他の素材と比較すると耐久性が高めです。
ポケットコイルの劣化は、負荷がかかりやすい首や腰あたりのコイルから始まります。寿命の長さを決めるのは、主にスプリングの材質や、太さ、巻き数です。5年以上へたれずに使い続けられるマットレスは、復元力が高い上質なスプリングを使っていると言えるでしょう。
ポケットコイルは7年〜9年で劣化
ポケットコイルは、スプリングを一つずつ小さな袋に包んで並べたマットレスです。コイルが一つずつ独立しているため、面ではなく点で身体を支えてくれます。金属を使っているので、他の素材と比較すると耐久性が高めです。
ポケットコイルの劣化は、負荷がかかりやすい首や腰あたりのコイルから始まります。寿命の長さを決めるのは、主にスプリングの材質や、太さ、巻き数です。5年以上へたれずに使い続けられるマットレスは、復元力が高い上質なスプリングを使っていると言えるでしょう。
ボンネルコイルは8年〜10年で劣化
ボンネルコイルは、コイル同士を連結させたスプリングマットレス。ポケットコイルと違い、点ではなく面で身体を支えるため、畳の上に敷いた敷き布団のような硬めの寝心地が特徴です。
マットレス全体で身体を支える構造となっているので、ポケットコイルよりも耐久性が高く、へこみも生まれにくい構造になっています。ボンネルコイルの場合は、スプリングよりもマットレス表面の詰め物の方が先にへたりやすいです。表面がへたると、身体に直接スプリングが当たるので寝心地が悪く感じます。
ボンネルコイルは8年〜10年で劣化
ボンネルコイルは、コイル同士を連結させたスプリングマットレス。ポケットコイルと違い、点ではなく面で身体を支えるため、畳の上に敷いた敷き布団のような硬めの寝心地が特徴です。
マットレス全体で身体を支える構造となっているので、ポケットコイルよりも耐久性が高く、へこみも生まれにくい構造になっています。ボンネルコイルの場合は、スプリングよりもマットレス表面の詰め物の方が先にへたりやすいです。表面がへたると、身体に直接スプリングが当たるので寝心地が悪く感じます。
ファイバーは4年〜6年で劣化
ファイバーマットレスは、繊維状のポリエチレン樹脂を絡ませて作られたマットレス。通気性が高く、カバーをはずして丸洗いできるのが特徴です。
ボンネルコイルと同じように、マットレス全体で身体を支えるので耐久性が高いです。ただし、使われているファイバーの素材や絡み具合によって寿命が大きく変わります。価格が安いマットレスの場合、ファイバーの質があまり高くないので1年以内でへたることも珍しくありません。
また、ファイバーの素材であるポリエチレン樹脂は熱に弱い素材です。近くに暖房器具を置いたり、布団乾燥機の使用などで溶けて劣化が早まるので注意しましょう。
ファイバーは4年〜6年で劣化
ファイバーマットレスは、繊維状のポリエチレン樹脂を絡ませて作られたマットレス。通気性が高く、カバーをはずして丸洗いできるのが特徴です。
ボンネルコイルと同じように、マットレス全体で身体を支えるので耐久性が高いです。ただし、使われているファイバーの素材や絡み具合によって寿命が大きく変わります。価格が安いマットレスの場合、ファイバーの質があまり高くないので1年以内でへたることも珍しくありません。
また、ファイバーの素材であるポリエチレン樹脂は熱に弱い素材です。近くに暖房器具を置いたり、布団乾燥機の使用などで溶けて劣化が早まるので注意しましょう。
ラテックスは6年〜8年で劣化
ラテックスは天然ゴムの樹液を蒸し焼きして作られたマットレス。柔らかさと弾力性を兼ね備えており、身体にかかる圧力を上手に分散してくれます。抗菌・防カビ・防ダニ性があり、清潔に使い続けられるのも特徴です。
ラテックスの寿命は、天然ゴムと合成ゴムの含有率によって変動します。最も寿命が長いのは、天然ゴムを100%使ったラテックスです。天然ゴムと合成ゴムを合わせて使った合成ラテックスは、合成ゴムの含有率が高くなるほど早く劣化してしまう傾向があります。
ラテックスは6年〜8年で劣化
ラテックスは天然ゴムの樹液を蒸し焼きして作られたマットレス。柔らかさと弾力性を兼ね備えており、身体にかかる圧力を上手に分散してくれます。抗菌・防カビ・防ダニ性があり、清潔に使い続けられるのも特徴です。
ラテックスの寿命は、天然ゴムと合成ゴムの含有率によって変動します。最も寿命が長いのは、天然ゴムを100%使ったラテックスです。天然ゴムと合成ゴムを合わせて使った合成ラテックスは、合成ゴムの含有率が高くなるほど早く劣化してしまう傾向があります。
マットレスはへこみ出したら買い替え時
マットレスの寝心地が悪いなと感じたら、以下の4つの特徴が見られるか確認してみてください。
- 手で押すと以前より柔らかく感じる
- 起きてから長時間たってもへこんだまま
- カビが発生している
- 起床時に体が痛い
一つでも当てはまったら、マットレスの寿命が近づいているサインです。それぞれ、ひとつずつ見ていきましょう。
手で押すと以前より柔らかく感じる
大きな凹みもなく、起きた時の痛みや違和感がなくても、以前より柔らかくなったと感じたら、マットレスが経年劣化でへたってきつつあるのかもしれません。マットレスがへたってくると、寝姿勢が崩れてしまい、良い睡眠をとるのが難しくなります。
マットレスはまだ使えそうだけどへたりが気になる方は、マットレスの上にマットレストッパーを敷くことで、ある程度改善できます。いきなり買い替えるのにためらいを感じる方は、以下の記事もご覧ください。マットレスがへたってきた際の応急処置を解説しています。
起きてから長時間経ってもへこんだまま
起きてから、ある程度時間が経ってもマットレスが凹んだまま下に戻らない場合は、寿命が近いと言えるでしょう。マットレスの真ん中、とくに腰が当たる部分は、身体の中でも重い部位なのでへこみやすいです。
もし、すでにマットレス全体が横から見てU字のようにへこんでいたら、すでにマットレスは復元ができないくらいへたってしまっています。このようなマットレスを使い続けると、自然な姿勢で眠ることができず、ぐっすり眠れません。なるべく早めに、新しいマットレスの買い替えをおすすめします。
カビが発生している
マットレスの表面や中身にカビを発見したら、マットレスの使用期間を問わず、新しいマットレスに替えるのをおすすめします。マットレスの寝心地以前に、カビを原因としたアレルギー性の鼻炎や皮膚炎、シックハウス症候群など、健康に支障が出る恐れがあるからです。
カビがほんの少しなら、以下の記事を参考にカビを除去してみてください。もし、お手入れをしてもカビが除去できないようであれば、なるべく早めに買い替えましょう。
起床時に身体が痛い
マットレスに大きな凹みはないものの、痛みを感じるという方は、マットレスが身体に合わなくなった可能性があります。体重や体型など身体の状態が変化したのが原因かもしれません。今の身体に合わせてマットレスを変えることをおすすめします。
体重や体型別のマットレスの選び方については、以下の記事で解説しています。ぜひご覧ください。
マットレスはへこみ出したら
買い替え時
マットレスの寝心地が悪いなと感じたら、以下の4つの特徴が見られるか確認してみてください。
- 手で押すと以前より柔らかく感じる
- 起きてから長時間たってもへこんだまま
- カビが発生している
- 起床時に体が痛い
一つでも当てはまったら、マットレスの寿命が近づいているサインです。それぞれ、ひとつずつ見ていきましょう。
手で押すと以前より柔らかく感じる
大きな凹みもなく、起きた時の痛みや違和感がなくても、以前より柔らかくなったと感じたら、マットレスが経年劣化でへたってきつつあるのかもしれません。マットレスがへたってくると、寝姿勢が崩れてしまい、良い睡眠をとるのが難しくなります。
マットレスはまだ使えそうだけどへたりが気になる方は、マットレスの上にマットレストッパーを敷くことで、ある程度改善できます。いきなり買い替えるのにためらいを感じる方は、以下の記事もご覧ください。マットレスがへたってきた際の応急処置を解説しています。
起きてから長時間経ってもへこんだまま
起きてから、ある程度時間が経ってもマットレスが凹んだまま下に戻らない場合は、寿命が近いと言えるでしょう。マットレスの真ん中、とくに腰が当たる部分は、身体の中でも重い部位なのでへこみやすいです。
もし、すでにマットレス全体が横から見てU字のようにへこんでいたら、すでにマットレスは復元ができないくらいへたってしまっています。このようなマットレスを使い続けると、自然な姿勢で眠ることができず、ぐっすり眠れません。なるべく早めに、新しいマットレスの買い替えをおすすめします。
カビが発生している
マットレスの表面や中身にカビを発見したら、マットレスの使用期間を問わず、新しいマットレスに替えるのをおすすめします。マットレスの寝心地以前に、カビを原因としたアレルギー性の鼻炎や皮膚炎、シックハウス症候群など、健康に支障が出る恐れがあるからです。
カビがほんの少しなら、以下の記事を参考にカビを除去してみてください。もし、お手入れをしてもカビが除去できないようであれば、なるべく早めに買い替えましょう。
起床時に身体が痛い
マットレスに大きな凹みはないものの、痛みを感じるという方は、マットレスが身体に合わなくなった可能性があります。体重や体型など身体の状態が変化したのが原因かもしれません。今の身体に合わせてマットレスを変えることをおすすめします。
体重や体型別のマットレスの選び方については、以下の記事で解説しています。ぜひご覧ください。
マットレスの寿命を長持ちさせる4つの方法
マットレスを痛めるおもな原因は、以下の3点です。
- 湿気
- 同じ箇所への負荷
- 汚れ
それぞれの原因に対して、適切な対策をするとマットレスを長持ちさせられます。具体的には、以下のお手入れ方法が有効です。
- 毎日:寝室の換気
- 週に1~2度:シーツやカバーの洗濯、布団乾燥機と掃除機
- 月1~2度:マットレスを立てて干す
- 2~3ヶ月に1度:マットレスの向きを変える
詳しい方法については、以下の記事で解説しています。マットレスの寿命を伸ばすだけでなく、毎日清潔に使い続けるためにも、ぜひ実践してみてください。
マットレスの寿命を
長持ちさせる4つの方法
マットレスを痛めるおもな原因は、以下の3点です。
- 湿気
- 同じ箇所への負荷
- 汚れ
それぞれの原因に対して、適切な対策をするとマットレスを長持ちさせられます。具体的には、以下のお手入れ方法が有効です。
- 毎日:寝室の換気
- 週に1~2度:シーツやカバーの洗濯、布団乾燥機と掃除機
- 月1~2度:マットレスを立てて干す
- 2~3ヶ月に1度:マットレスの向きを変える
詳しい方法については、以下の記事で解説しています。マットレスの寿命を伸ばすだけでなく、毎日清潔に使い続けるためにも、ぜひ実践してみてください。
長持ちするマットレスは4つの特徴がある
せっかく新しいマットレスに買い換えるなら、極力長持ちするものを選びたいですよね。 寿命が長いマットレスを選ぶには、以下の4つの項目を満たしているかどうかチェックしましょう。
- 多重構造になっており、表裏がある
- 身体の部位に合わせて硬さを変えている
- 重さがある
- 品質保証がついている
この条件を満たすマットレスであれば、5年以上使えることが期待できます。 次は、より長く使えるマットレスを選びたい方は、以下の記事をぜひ参考にしてみてください。
長持ちするマットレスは
4つの特徴がある
せっかく新しいマットレスに買い換えるなら、極力長持ちするものを選びたいですよね。 寿命が長いマットレスを選ぶには、以下の4つの項目を満たしているかどうかチェックしましょう。
- 多重構造になっており、表裏がある
- 身体の部位に合わせて硬さを変えている
- 重さがある
- 品質保証がついている
この条件を満たすマットレスであれば、5年以上使えることが期待できます。 次は、より長く使えるマットレスを選びたい方は、以下の記事をぜひ参考にしてみてください。