マットレスと敷布団の違いとは？
おすすめはベッドマットレス！

マットレスと敷布団の違いについて気になっていませんか。マットレスと敷布団は同じ寝具でありながら、それぞれの意味や特徴が異なり、どちらが自分に適しているか分からないですよね。

この記事では、素材や使い心地、使い方（お手入れ方法）から、敷布団とマットレスの違いを解説します。違いを踏まえて、どちらがおすすめなのか選び方もご紹介。自分に適した寝具選びの参考にしてみてください。

目次

• マットレスと敷布団の違い
• マットレスと敷布団どっちがおすすめ？
• どっちがいいか迷ったらマットレスを選ぼう

マットレスと敷布団の違い

マットレスと敷布団の違いは、以下の要素で比較していくと理解しやすいです。

• 使われている素材
• 使い心地
• 使い方（お手入れ）

マットレスは睡眠中の身体にかかる負担を軽減し、睡眠の質をアップすることに重きが置かれています。一方、敷布団はあたたかく包み込んでくれる寝心地が特徴です。

１．使われている素材

マットレスは、主に4つの素材で作られた寝具です。

• コイル
• ウレタン
• ラテックス
• ファイバー

コイルマットレスは、バネをマットレスに敷き詰めたマットレスです。身体の形に合わせてバネが縮むことで負担の無い寝姿勢を保ってくれます。コイルマットレスはさらに、一つ一つのバネが繋がっている「ボンコイルマットレス」と独立した「ポケットコイルマットレス」2種類に分けられ、ボンコイルマットレスの方が価格が比較的安いです。

ウレタンマットレスは、スポンジ状の樹脂素材であるウレタンを使用したマットレスで、高い弾力性が特徴です。その弾力性で身体を支えることで、心地よい寝姿勢を保ってくれます。ウレタンマットレスは弾力性の度合いによって「低反発ウレタンマットレス」と「高反発ウレタンマットレス」に分けられます。

ラテックスマットレスは、天然ゴムを使用し、柔らかさと反発性を兼ね備えています。合成ゴムが使われていない100％天然のラテックスマットレスは、自然抗菌作用で衛星面も良く、耐久性に優れています。

敷布団は、主に3つの素材を袋に敷き詰めて作られた寝具です。

• 綿（コットン）
• 羊毛（ウール）
• ポリエステル

敷布団で最も一般的な綿は、程よい弾力性と柔らかさ、保温性があるのが特徴です。綿の含有量や産地で機能性に違いが生まれ、それに伴って価格も変わります。植物素材であることから吸湿性が高い一方、湿気を逃しにく、こまめに天日干しをする必要があります。

羊毛を使った敷布団も、綿と同じように程よい弾力性と柔らかさ、保温性があるものの、湿気を逃しやすいのが特徴です。1年を通して使い続けられますが、一度へたってしまうと元に戻りにくいです。また動物素材であることから、アレルギー反応や虫喰いに注意が必要です。

ポリエステルは、弾力性や蒸れにくいのが特徴の合成繊維です。天然素材よりも安く、耐久性も高いです。ただ保温性には優れていないので、一般的には天然素材と混ぜ合わせて使われます。石油で作られた素材であることから、お肌が敏感な人のなかにはアレルギー反応が出る可能性があります。

２．使い心地

マットレスの使い心地

マットレスは、ある程度の厚みがあることから、底つき感を感じにくいのが特徴です。単体での使用を想定されているマットレスであれば、最低でも10cm、種類によっては20cm以上もあります。

マットレスのなかには、人の身体の形や部位による重さを計算し、身体の負担を軽減するような設計がされています。身体に負担がかかりにくい寝姿勢を保ち、寝返りがしやすく、朝起きた時に腰が痛くなりにくいのがメリットです。

寿命は敷布団よりも比較的長く、5年から10年使えるものが多いです。ただし、湿気が溜まりカビが発生してしまうと、マットレスの機能が低下し、寿命が短くなる場合があります。

敷布団の使い心地

敷布団は繊維を使っていることから柔らかい弾力性で、マットレスにはない包み込んでくれるような寝心地です。特に天然素材が使われている敷布団は保温性に優れいているので、冬の時期でも温まりやすいです。

厚みはマットレスよりも薄く、ほとんどが5cmから15cmの間にあります。そのため、底つき感を感じやすく、硬い床の上に敷いて寝てしまうと、身体に負担がかかって疲れが十分に取れなかったり、痛みを感じるかもしれません。

寿命はマットレスよりも短く、長くても5年程度です。中に素材を敷き詰めて作られているので、使い続けると徐々にへたっていくのが理由です。しかし、素材をぎゅうぎゅうに詰めているものや、へたってきた素材を追加で詰められる敷布団の場合は、寿命を伸ばすことができます。

３．使い方

マットレスの使い方

マットレスは基本的にベッドフレームの上に置いて使います。敷きっぱなしにしておくので、睡眠中に出た湿気を逃がせるように、床とマットレスの間に空間が必要だからです。ただ、完全にマットレスの中の湿気が逃げる訳ではないので、マットレスの下に除湿シートを敷いたり、裏表がないマットレスであれば3ヶ月に一回は裏返すことで、カビの発生を防ぐことができます。

また、コイル、ウレタン、ラテックス素材のマットレスは洗濯できません。そのため、必ずシーツやプロテクターを被せて、汚れから守りましょう。ファイバー素材のマットレスは、水洗いができる製品もあります。

マットレスの種類によっては、硬すぎで寝心地が悪い場合があります。したがって、お持ちのマットレスの硬さや肌触りに合わせて、マットレストッパーや敷パッドを使うと、寝心地が向上します。

敷布団の使い方

敷布団は吸湿性のある畳の上で使うことを想定されているので、基本的には和室以外の使用はおすすめできません。床に直置きして使うと、湿気の逃げ場が無くなってカビが発生しやすく、底つき感も畳より感じやすくなります。特に冬の間は、床からの冷気で底冷えし、身体が温まりにくくなります。

畳の上に敷く場合でも、可能であれば毎日朝起きたら畳から離して湿気を逃し、敷布団は天日干しして中の湿気を乾かしておきましょう。その際、軽くはたくことで厚みが回復し寿命を伸ばすことができます。

汗などの汚れやダニの侵入を防ぐために、必ずシーツは被せましょう。もし底つき感を感じたり、腰痛が気になる方は、敷布団の下に敷けるマットレス使って厚みを確保することで、寝心地が良くなります。

マットレスと敷布団どっちがおすすめ？

マットレスと敷布団どちらがおすすめかは、以下の3つの場所によって変わります。

• 畳の上で寝たいなら敷布団
• フローリングで直接寝たいならマットレス
• ベッドフレームの上で寝たいならベッドマットレス

１．畳の上で寝たいなら敷布団

和室など畳の上で寝たい方は、敷布団がおすすめです。包み込んでくれるような柔らかさがある敷布団は畳の落ち着いた雰囲気と相性がよく、心地よく眠りに付くことができます。もし、腰痛や底つき感が気になる方は、敷布団用のマットレスを敷くことで厚みを確保しつつ、寝心地が向上します。

注意点としては、カビが生えないように可能であれば毎日畳から敷布団を離し、畳の湿気を逃すことです。その際、畳の上に落ちた髪の毛や垢を掃除してダニの繁殖を防ぎます。

また、敷布団の中に溜まっている湿気を乾かすために、最低でも1週間に一度は天日干しが必要です。太陽の光で住み着いたダニも駆除できるので、衛生面も良くなります。その際、軽くはたいておけば、厚みが回復してより長く使えるようになります。

２．フローリングで直接寝たいならマットレス

もしフローリングの上で寝たい方は、折りためるマットレスがおすすめです。ただし、マットレス単体で使うのではなく、マットレスの上に置く寝具であるマットレストッパーや敷布団を重ねましょう。理由としては以下の2つが挙げられます。

• 床に溜まった湿気を逃すために、移動させやすい寝具が望ましいため
• 最低15cmの厚みを確保して、底つき感を感じさせないため

フローリングは湿気を吸収したり、逃すことができません。敷きっぱなしにしていると湿気はどんどん溜まり、すぐにカビが発生してしまいます。湿気を乾かすためには、床からマットレスを離しておく必要があり、その際折りたたみできるマットレスが便利です。

しかし、折りたたみできるマットレスは比較的薄いものが多く、厚みが足りないと、底つき感を感じやすかったり、身体の圧力分散が不十分で、快適な寝心地が得られません。したがって、マットレスの上にマットレストッパーか敷布団を重ねることで、厚みを確保して寝心地が良くなります。

どうしても敷きっぱなしにしておきたい人は、マットレスの下に除湿シートを敷きましょう。ただし、除湿シートが吸収できる湿気の量にも限界があるので、1週間に一度は除湿シートを取り出して天日干しが必要です。その際、干すタイミングを教えてくれるセンサーが付いた除湿シートを選べば、いつ干したらいいか迷うこともありません。

３．ベッドフレームの上で寝たいならベッドマットレス

ベッドフレームの上で寝たい方は、ベッドマットレスがおすすめです。ベッドマットレスとは、ベッドフレームの上に置くことを想定されたマットレスです。一般的なマットレスは、上にマットレストッパーや敷布団を重ねて使いますが、ベッドマットレスは厚みが20cm以上あるものが多く、単体での使用が可能です。

床との間に空間が確保できるので、湿気によるカビも発生しにくく、基本的に敷きっぱなしでも問題ありません。ただし、物を置いてしまうと湿気の逃げ道が狭くなり、マットレスにカビが生えやすくなります。また、汚れを防ぐため、シーツかプロテクターを使用しましょう。

どっちがいいか迷ったらマットレスを選ぼう

この記事では、敷布団とマットレスの違いを、使われている素材、使い心地、使い方、寝る場所によって比較し解説しました。

もし、敷布団かマットレスどっちがいいか迷って決められないという方は、ベッドマットレスを選ぶのがおすすめです。ベッドフレームが必要ですが、基本的に敷きっぱなしにできるのでお手入れが少なくて済み、質の高い睡眠を得やすいからです。寿命も敷布団より長く、買い替えの頻度も減ってお財布にも優しいです。

エマ・マットレスは、25cmの厚みとゾーニング構造でしっかり体をサポート、快適な睡眠をお届けします。製品は10年の長期保証を付き、また100日間のお試し期間があるので安心です。寝具選ぶで悩んでいるなら、200万人が愛用するエマ・マットレスを試してみませんか？